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ボストン美術館は2010年末までの完成を目指して、現在拡張工事中である。目標額5億ドル(約500億円)の資金調達を基にしたこの「Building the New MFA」は、全米でも注目されている大規模な改革プロジェクトであり、歴史の古さを誇るこの美術館にまったく新しい特色をもたらそうとしている。このプロジェクトにはいくつかの大きな目的がある。

↑新館を間近に見る。このなかにアメリカ美術展示ギャラリーが含まれる。
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- 4階建ての別館を新設し、アメリカ美術の展示を充実させる。
- 現代美術の展示と所蔵スペースを2倍以上に拡大させる。
- 修復部のスペース拡張と統合による活動内容のさらなる充実を図る。
- 150人収容のイベント講堂(オーディトリアム)建設を含む、美術教育活動の一層の活発化を目指す。
- ハンティングトン通り入り口の改装と、これまで長い間閉鎖されていたフェンウェイ側の入り口をオープンし、さらに多方面からのアクセスを可能にする。
- 別館に導くガラスで囲まれた中庭を設け、パーティや会議の場として活用する。
↑全体見取り図。
→新館に続くガラス張りの中庭(Ruth and Carl J. Shapiro Family Courtyard)。
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建築家は英国ロンドンを拠点とするFoster + Partners。まもなく完成する世界最大の北京空港プロジェクトを手がけている世界的規模の建築事務所である。彼らの基本理念は、エコロジーを強く意識し、歴史的背景を含め既存環境に調和したデザインを行うこと。MFAの場合も、1909年以来の歴史ある建物に上手く馴染むガラス張りの現代的な新館が誕生する予定だ。
このプロジェクトが完成すると、美術館の面積は現在よりもほぼ28パーセント拡大され、これまでは展示される機会のなかった名作を鑑賞することができるようになる。特に4階建ての新館は、地元ボストンを代表するコプリーやサージャント、ホーマーはもちろん、ペルーやマヤなど古代アメリカの作品から、家具や銀食器、ネイティブ・アメリカンの陶器、そしてホッパーやダヴ、ポロック、オキーフなどの近代を代表する作家に至る、アメリカの歴史の流れを象徴する多様で世界的評価を持つMFAのアメリカ美術コレクションを一同に楽しむことができるようになる。また、現代作家たちの時差のない活気を伝える現代美術のギャラリーの拡大は、過去の名作で主に知られていたこれまでのMFAの位置づけを現代にアップデートすることになり、美術館活動にもさらなる活気をもたらすであろう。
ボストン美術館のリンク先
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